こだわりのたまご

富士山麓にある養鶏場あさぎり宝山ファームについて

世界を魅了する富士山の麓で
鶏たちにとって
最良の環境をつくり
日本一のたまごを目指す

株式会社マルフクは、静岡県の富士山の麓で自然の恵みをいっぱいに受けた、動物や自然環境に配慮し、自然の味に近い日本一のたまごをつくるため日々奮闘しています。

  • ケージフリーエッグの普及活動に積極的に取り組んでいくこと
  • 2028年までに自社ブランド卵はケージフリーエッグ100%を目指すこと

鶏たちがもっとも自由でストレスフリーな活動ができる環境と設備を整えているのが、マルフクが運営する「あさぎり宝山ファーム」です。

宝山ファーム 鶏舎様子

静岡の富士山がくれる
豊かさ・恵み

  • 特別な自然がもたらす
    恵みの湧水

    卵の美味しさにとって一番大事な“水”。標高3776mから何年もかけてろ過されたミネラル豊富な雪解け天然水。鶏たちは国内で最もきれいでおいしい水を飲んで育っています。

  • 鶏にとって過ごしやすい
    温度環境

    鶏は暑いのが苦手。あさぎり宝山ファームは標高1000m。鶏にとってもっとも過ごしやすい環境です。

  • 病気になりにくい
    澄んだ地域

    静岡県・山梨県は鳥インフルエンザの発生歴がありません。気流の影響で大陸からの渡り鳥が近寄らず、飲水も富士山の地形でろ過された湧水のため、ウイルスの心配が最も少ない地域です。

富士山 イラスト

ストレスフリーな飼育方法”鶏に優しい”放飼いシステム

  • 鶏舎の様子①:ウィンターガーデン
  • 鶏舎の様子②:エイビアリー鶏舎
  • 鶏舎の様子③:走り回る鶏

鶏の習性を活かした
"エイビアリー”を採用し
アニマルウェルフェアに対応

海外で主流の多段式平飼い・放飼い鶏舎のことを「エイビアリーシステム」と言います。
「昼間は日光を浴び風通しの良い場所で遊び、暗くなると巣に戻る」という鶏の習性を活かした飼い方です。養鶏方法の中では鶏たちにとって最も制限なく自由に活動できる飼育方法です。

鉛筆のアイコン

アニマルウェルフェアって?

アニマルウェルフェアとは、日本語で「動物または家畜福祉」を意味します。家畜として育てられる動物が生まれてから死ぬまでの間、できる限りストレスのない状態で動物としての本能による行動などが制限されることなく、できる限りストレスのない状態で健康的に過ごせるようにする考え方のことを指します。科学の進化で、私たちが生まれるずっと前から「動物(家畜)にも人と同じように心がある(苦しいなどの感情)」と考えられていたなか、生産性を重視するため本来の動物としての習性などを強く制限していたのが実情です。

参考:一般社団法人 アニマルウェルフェア畜産教会(https://animalwelfare.jp/) 参考:農林水産省 アニマルウェルフェアについて(https://www.maff.go.jp/j/chikusan/sinko/animal_welfare.html)
”エイビアリー”って何?

動物のことを考えたストレスをかけにくい飼育方法

ヨーロッパで主流のアニマルウェルフェア(動物または家畜福祉)に対応した多段式平飼い・放飼い鶏舎を「エイビアリー」「と呼びます。
「昼間は日光を浴び風通しの良い場所で遊び、暗くなると巣に戻る」といった鶏の習性を活かした飼い方で、とまり木や爪とぎ、砂遊びなどのエリアを自由に動き回ることができます。平飼いの衛生問題をクリアし、品質の高い健康的な優れた卵の生産に適しています。

鶏舎の様子④:鶏が自由に動き回れる環境
たまご博士 イラスト
たまご博士のマメ知識
ストレスの少ない鶏は人懐っこく、人が寄っても強く鳴いたりバタバタと落ち着きがなかったりということが少ないのが顕著に現れるのだ!

鶏の習性を活かした、自由に活動できる構造

エイビアリー鶏舎構造図

エイビアリーは、鶏の習性を活かした飼い方であり、日本で一般的に採用されている手法よりも鶏たちが自由に動き回れる手法です。毎朝自分の巣箱で卵を産み、餌を食べ水を飲む。外が明るくなると外に出て砂遊びなど自由に活動。日が暮れると鶏舎内にもどり、餌を食べて、自分の縄張りで眠ります。

巣箱で産んだ卵はコンベアで集卵し、餌と水は鶏舎内で供給します。鶏糞は床下に落ち、活動エリアと分離して乾燥しベルトコンベアで舎外に搬送されるため卵とは接触せず、活動エリアとは分離された常に衛生的な環境を保つことができます。

  • 鶏の行動を制限しない鶏舎内

    ビッグダッチマン社製(ドイツ)の多段式放し飼い養鶏システムを採用しています。鶏の行動を制限しない他、衛生的な環境を保てるのが特徴です。

  • ウィンターガーデン

    日中は風通しの良い遊び場で日光浴。日差しを浴びて体内でビタミンDも作られるので元気で丈夫な鶏が育ちます。
    「放飼い卵」の特徴を表すエリアです。

一般的な飼い方との違いは?

鶏の習性を活かした、自由に活動できる構造

日本国内のほとんどの養鶏場では「バタリーケージ」という形式が採用されています。
この形式は鶏舎に窓がなく、年間通して均一な育成環境と衛生環境が整い、大量生産向けで経済的にも優れているのが特徴です。
一方で、鶏にとって負荷やストレスが高く、動物福祉の観点から海外では問題視される声も上がる飼育方法です。

上記の他に「平飼い(ネスト)」という形式もあります。
この形式は、太陽光と自然の風の入る開放感のある飼育方法です。鶏は地面を自由に動き回ることができ健康的に育ちますが、品質管理や衛生管理の維持が困難です。

「エイビアリー」では、鶏たちが本来持つ習性を活かし、ストレスのない健康的なたまごを生産することが可能な構造になります。

  • バタリーケージ

    バタリーケージ鶏舎イメージ※画像はイメージです。
    • 大量生産と安価な供給が可能
    • 衛生管理が整っており安心安全
  • 平飼い(ネスト)

    ネスト鶏舎イメージ※画像はイメージです。
    • 鶏が比較的自由に活動できる
    • 健康な卵の産卵を促せる

総合的にバランスの取れた飼育方法「エイビアリー」

マルフクは安心・安全・美味しさにこだわったたまごを目指しています。
これらの飼育方法を総合的に見て、「エイビアリー」は衛生管理・動物福祉・品質・価格のどれをとっても、マルフクが目指すたまごの生産に最も適していると考えています。私たちは鶏がストレスなく過ごせる環境を整えた上で、美味しいたまごを提供し続けます。

鶏の各飼育方法:メリット・デメリット図
鶏舎内の様子

こだわりをたくさん詰め込んだマルフクの取り組み

動物福祉やSDGs
積極的に取り組んでいます

国内では事例の少ない「アニマルウェルフェア」への取り組み、SDGsにも積極的に取り組み、マルフクのこだわりを評価いただいております。

  • 外資系企業(ホテル、外食産業など)、国内高級レストランなどへの提供

  • 日本たまごかけごはん研究所様にて、
    静岡県のこだわり卵に選出

  • 動物福祉団体ザ・ヒューメイン・リーグ・ジャパン様にて推奨

マルフクたまご
エイビアリーエッグ 「福が、きた」

ケージフリーエッグ 自社ブランド「福が、きた」

マルフクは、国内では事例が少ないアニマルウェルフェアへの取り組みとして「福が、きた」というケージフリーエッグのためのブランドを立ち上げました。

2022年9月にケージフリー鶏舎(エイビアリー)を設置し、そこで生産された卵だけを「福が、きた」というブランド名で販売しています。

2023年10月現在、14000羽を飼育中。2024年7月までに24000羽へと増羽予定です。2028年を目標にケージフリー鶏を50000羽まで増羽したいと考えています。

マルフクたまごのここがすごい!

  • 富士山麓の畜産に恵まれた環境

    標高3776mからの雪解け天然水、澄んだ空気と過ごしやすい温度環境、焼津港から獲れるカツオなど、静岡の恵みがぎゅっと凝縮されたたまごです。

  • エイビアリーによる
    鶏の健康と衛生管理を両立

    鶏の習性を活かしストレスフリーな環境を実現する飼育方式を積極的に取り入れ、動物福祉に取り組んでいます。

  • JGAP取得済み

    畜産の分野において取得が難関と言われています。マルフクは様々ある取得条件をクリアし、JGAPを取得しています。

  • 諸外国への輸出が可能

    大変嬉しいことに、国内外からの問い合わせが増加しております。そのため、海外への輸出に向けて準備を進めています。

  • GPセンターにてパッキング

    自社の製品加工施設で生産から出荷まで一貫した作業を実現しています。そして、こだわりたまごを使った食品加工も行っています。

  • ケージフリー卵を100%へ

    2023年には ケージフリー卵25% ケージ卵75%。2027年には ケージフリー卵100% を目指しています。

マーロウ様×マルフクたまご コラボ商品

エイビアリーカスタードプリンAviary Custard Pudding

神奈川県を中心に店舗展開するビーカー入り手作り焼きプリンの専門店「マーロウ」様とのコラボが実現!
エイビアリーシステムで採れたこだわりのマルフクたまごを使用したコラボ商品「エイビアリーカスタードプリン」です。
ぜひ店頭でお手にとって、その味を確かめてください。

マーロウコラボ「エイビアリーカスタードプリン」